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第8回:クロークのハンガーラックはアナザースタイル号

2017.11.17
テーマ:高松のプロジェクト


 
ホテルのようなクローク機能があるカウンターを備えてないコンパクトなロビーに
小さなフロントカウンターのみでやりくりしなければならないことは運営サイドにとってはなかなかのマイナスポイントです。
こちらの総支配人はともかく頭が柔らかく順応すること、新しいことに挑戦すること、判断が早いこと、と最強の3拍子が揃っていて勉強になると同時にいつも頭が下がります。
 
クロークルームは単独のフロントカウンターから離れたところにあり、その機能を補うのがハンガーラックです。
 
ホテルでも大きな催事などで受付およびクローク機能が足りないときに設ける仮設用ハンガーラック。
これをスマートに受付横に配置し、スマートにクロークルームへ運びたい。それが叶うデザインでということがクライアントからのご要望でした。
 
ハンガーラック、ハンガーラック。。。様々なイメージを探しましたが、
どうしても前職がアパレル本体のインテリア部門でしたのでZラックという業界でしか分からない代物が頭から離れません。
ここは、若い人のアイデアを!とスタッフにお願いしましたがやはり今一歩スマートに存在するにかけているデザインで。
 
うーーーん。
 
しばらく、というか、もうまずいというくらいのところまで触れずにごまかしていたある日、
飛行機に乗ったら
 
あれ?
と急に思い浮かんだのです。

“頭文字のASをもじってフレームにする。”

すぐさまノートに落書きして、
これってジョークすぎる?と我が家の一番厳しいスタッフに写真を送ったところ、いいんじゃないですか?と。
え?ほんと?大丈夫かな?と線を綺麗に修正して、眺めてみる。
なんかおちゃめかな。。。
恐る恐るプレゼンしてみると、いいじゃないですか!と。
そんな飛行機でふと思いついたアナザースタイル号。1号から6号まであります。
 

制作するにあたり、
「綺麗な文字ラインが再現できるか」
「強度は大丈夫か?」
スチールと木部の取合いは大丈夫か心配でしたが、工場で強度の話をしたら、いきなり工場長が鉄棒のようにぶら下がり始めて「どうだ!」と(^_^) 
 

 
こうしてASフレームのハンガーラックが出来上がりました。
今日も1号から6号までしっかり働いていてくれていると思います。
 

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