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第2回:レイヤーを重ねる構成(水平レイヤーを重ねる)

2017.10.13
テーマ:高松のプロジェクト

3フロアーでどのような平面構成にしていくべきなのか。
面積条件や高さ制限など様々なクリアしないといけない条件とは別に、今回私が力を入れたことはレイヤーを重ねる空間構成。
傾斜地に立つ建築ですから、まずは水平レイヤーを重ねる構成についてはフロアーのレイヤーを重ねるごとにそのフロアーの楽しみがあることに着目しました。

1番目のレイヤーである光のないコンパクトな作りの1階から
3番目のレイヤーである3階へ当日一気にエレベーターで上がると、
上がった時に初めて視界がパッと開けること。水平を思いっきり感じられること。海が一望できること。
この違いを味わっていただけたら。

森の中に入っていくのに、3階に上がるとは瀬戸内海が一望できる。
そんな思いを建築担当のI氏が見事に形にしてくれました。
私は全体のブランディングと、コンセプト、そして内装FFE、施設ロゴやサイン、アートワークなどのデザイン全般が担当ですが、
建築の構成はこの理想を落とし込み読み解くことが傾斜地だったためさらに難易度が増しました。

「北島さんは問題が起きた時に、こんな方法もあると可能性を無限に広げることによって解決していくタイプだね。」ある時I氏に言われました。
彼はその逆。問題が起きた時にどれを払いのけてこれを残すべきということを見抜き、整理することが得意なのだそうです。
もう一人建築を全般的に担当している教授と私が呼んでいる人物がいるのですが、3人とも全く違うタイプ。
アプローチの違う人と一緒に同じゴールを目指し、物を作るといのはとても楽しい作業で刺激的な毎日の連続でした。

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